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令和3年度の「過労死等の労災補償状況」結果公表

厚生労働省より令和3年度の「過労死等の労災補償状況」が公表されました。

心身ともに健康なのがいちばんですが、調査結果からは厳しい現実が見えてきます。
 

どのような事案が増えているのか

 「働き方改革」が進められるなか、『脳・心臓疾患に関する時間』は減少傾向にある一方、『精神障害に関する事案』は請求件数、支給決定件数とも過去最多となるなど、増加傾向にあります。

 

 

請求件数(前年比)

支給決定件数(前年比)

脳・心臓疾患に関する事案

753(▲31)

172(▲22)

精神障害に関する事案

2346(+295)

629(+21)

 

 年齢別請求件数は、「40~49歳」が703件、「30~39歳」556件、「20~29歳」495件となっています。

 

 

どのような業種での請求が多いのか

 業種別(中分類)では、「社会保険・社会福祉・介護事業」が、請求件数(336件)、支給決定件数(82件)とも最多。働く方々の心身の健康がお客様や利用者の生活に直結する業種を含め、多くの会社で、メンタルヘルス対応は急務となっています。
 どうすればみな笑顔で働けるか、対応するための時間を作り出し、サポートする体制等の整備にとりかかっていきたいですね。

 

 

裁量労働制への厳しい目

 長時間労働を誘発しかねないと言われる制度ですが、この調査でも単独項目とされるなど、引き続き、過重労働への厳しいチェックの目が向けられていることがわかります。

 

 

 メンタルヘルス問題は、日頃のコミュニケーション不足や、認識不足によるパワハラ等、丁寧に取り組むことで防げる事例も多くあります。
 あおい社会保険労務士法人では、管理職へのパワハラ研修等も行っておりますので、お気軽にお問合せください。

 

 

 

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