「人生100年時代のキャリア形成と雇用管理の課題に関する調査」結果
2020年12月18日(金)
2020年12月11日、JILPT(独立行政法人 労働政策研究・研修機構)より上記の調査結果が公表されました。
JILPT「人生100年時代のキャリア形成と雇用管理の課題に関する調査」より 企業規模:30人~299人
『人生100年時代』と言われて久しくなります。
今年4月1日からは70歳までの就業機会の確保が努力義務となりますが、長い職業人生の中で、ずっと同じ働き方、パフォーマンスができるとは限りません。
また調査結果の中では、「従来経験をもとに地道に働く姿勢から、自ら考え行動することのできる能力、柔軟な発想で新しい考えを生み出すことができる能力など、新たな能力を獲得する努力が求められるだろう」と示されています。
そのような優秀な人材を確保し続けるためには、「優秀な人材を評価できる評価制度」「優秀な人材に賃金を配分できるしくみ」「事情があっても継続勤務できる体制」など、整備しておくことがたくさんあります。
いま、長期化する職業人生を個人はどう設計するのか、企業としてどのような雇用管理を行って対応していくのか、を考えざるをえなくなっています。
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社会保険労務士 金久保眞理