働き方改革
2016年07月21日(木)
ニッポン一億総活躍プランの内容で、特に気になるところは「働き方改革」ではないでしょうか。
誰もが活躍できる社会の実現のためには、多様な働き方ができるよう労働環境を整えていかねばならない、との考えから、次のものが挙げられています。
・同一労働同一賃金の実現など非正規雇用の待遇改善
・長時間労働対策
・高齢者の就業促進
特に「同一労働同一賃金」「長時間労働」に関する話題は、連日新聞等で目にしますね。
7月14日には働き方改革の原案が明らかにされ、「一部の業種に残業時間の上限を導入」「非正規社員の給与水準を正規社員の8割に引き上げ」といった今後の方向性が示されています。
これに呼応してか、長時間労働対策に取り組む企業もよく取り上げられています。年次有給休暇取得率の向上を図る、ある一定時間以降の残業を原則禁止する、在宅勤務を可能とするべく職場環境を整える、といった労働時間短縮のための取組は、皆様の会社にとっても参考になるのではないでしょうか。
日本人の労働における生産性が諸外国に比べて低い、ということはよく言われていることです。時間当たりの付加価値を生み出す力が低い、ということです。日本では長時間会社で仕事をする(残業をする)人の方が定時で帰宅する人よりも評価されがちだった、ということも一因に挙げられるかもしれません。
同じ価値を今までよりも短い時間で生み出せるためにどうしたらいいか考える、というのも、長時間労働を改善する切り口の一つかもしれません。
過去のブログ
【2016年7月20日】ニッポン一億総活躍プラン
【2016年7月13日】育児・介護休業法が改正されます
【2016年5月27日】介護離職
【2016年5月16日】えるぼし企業 46社
【2016年5月11日】配偶者手当の在り方に関する検討
社会保険労務士 板垣ゆりか
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