「パワーハラスメント対策導入マニュアル」(第2版)
2016年07月22日(金)
厚生労働省は、職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた取組を推進するため、「パワーハラスメント対策導入マニュアル」(第2版)を作成しました。
今回のマニュアルでは、従業員からパワーハラスメントについて相談があった場合の対応方法を新たに盛り込んだ、ということです。
社内相談窓口の設置と運用のポイントは次の通りです。
1 相談窓口の設置
相談窓口には内部相談窓口と外部相談窓口がある。
2 相談窓口(一次対応)
秘密が守られることや不利益な取り扱いを受けないことを明確にする。
3 事実関係の確認
相談者と行為者の意見が一致しない場合は、第三者に事実確認を行う。
4 行為者・相談者へのとるべき措置の検討
被害の大きさ/事実確認の結果/行為者または相談者の行動や発言に問題があったと考えられる点/就業規則の規定/裁判例などを踏まえて、対応を検討する。
パワーハラスメントがあったと明確に判断することができない場合は、行動や発言にどう問題があったのかを明確にすることで、事態の悪化を防ぐ。
5 行為者・相談者へのフォローアップ
相談者・行為者の双方に対して、会社として取り組んだことを説明する。
6 再発防止策の検討
予防策に継続的に取り組むことで再発防止につなげる。
過去のブログ
【2016年7月21日】働き方改革
【2016年7月20日】ニッポン一億総活躍プラン
【2016年5月27日】介護離職
【2016年3月14日】マタハラ被害2割超
【2015年8月24日】パワハラ対策 企業の現状
社会保険労務士 板垣ゆりか
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