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「長く働き続けるための『学び直し』の実態と意識」アンケート結果

7月24日、株式会社第一生命経済研究所は、2,000 人を対象に「人生 100 年時代の働き方に関するアンケート調査」を 実施し、民間企業で正社員として働く男女の職業能力開発(学び直し)の実施状況について分析をおこな った結果を公表しました。

 

【調査結果(抜粋)】

 

●学び直しを

 「現在おこなっている」 約1割、

 「おこなうつもりはない」約半数

 

●「長く働き続けるためには、学び直しが必要である」

 学び直し経験者 7 割以上

 学び直しをおこなうつもりはない人 約3割

 

●なぜ学び直しをしていないのか(将来的に学び直しをしようと思っている人)

 「学ぶための時間がない」 47.9%

 「学ぶための費用がない」   40.3%

 「どこで教育を受けたらいいのかわからない」 32.2%。

 

● なぜ学び直しをしていないのか(学び直しをおこなうつもりがない人)

 「自分には関係ない」 33.3%

 「学ぶための時間がない」 28.5%

 「学ぶための費用がない」 24.5%

 

● 学び直しをするために勤務先に期待すること

 学び直し経験者と将来学び直しをおこないたい人→「情報提供」

 学び直しをおこなうつもりはない人 → 「昇進や昇給など処遇に反映してほしい」

 


 

注目ポイントがいくつかありました。

 

①学び直し経験者の7割は「長く働き続けるためには、学び直しが必要である」と感じているということ。

 

例えば携帯やパソコンであれば、必ずアプリやソフトのバージョンアップをします。

数年経てば、より高性能な処理能力や画面などを持つ機種に変更もします。

そうしないとアプリやソフトは時代遅れになり、サポートが終わって使えなくなるものも出てきます。

社会人としてのスキルはどうでしょうか?

20年前、30年前の知識で、この先も社会人として輝いていけるでしょうか?

変化の波にのまれないためには、変化を受け入れ、対応することが必要です。

 

 

②「学ぶための時間がない、費用が無い」ということ。

 

働き方改革が本格化し、長時間労働対策も強化されています。

個人の裁量で使える時間ができたときにどう動くかは自分次第。

目先の利益ではなく、自身の成長を感じながら努力できるかどうか。

学び直したからと言って急に昇進するかはわかりませんが、時代に対応できる人材の処遇は遅かれ早かれ変わっていくでしょう。

 

バージョンアップされた最新の状態になるか、脆弱なアプリ・ソフトを搭載した古い機種になるかは自分次第、という時代が近づいて来ています。

 

過去のブログ 

   【2018年7月13日】働き方改革関連法案が参議院で可決、成立

   【2018年6月22日】正社員と非正規労働者との格差是正を求める最高裁判決

   【2017年1月12日】同一労働同一賃金ガイドライン案

   【2017年1月6日】変化をどう捉えるか

   【2017年1月5日】「過労死等ゼロ」緊急対策

 

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