年次有給休暇の取得率、過去最高に
2022年11月29日(火)
厚生労働省より、令和4年「就労条件総合調査(※)」が公表されました。
5日間の取得義務化等の法改正の影響もあり、5年前頃から急激に取得率が伸びてきています。
年次有給休暇の取得状況
企業が付与した日数(平均) 17.6日
労働者が取得した日数(平均) 10.3日
有給休暇取得率 58.3%
(昭和59年以降過去最高)
どのような影響が?
「休みやすさ」は、日々のやる気、パフォーマンスだけでなく、その会社で働き続けることへのモチベーション維持に影響すると言われます。また、学生にとっては就職先選びの重要ポイントの一つ。人材確保への影響を考えると、体制づくりは急務といえるでしょう。
実は生産性アップ&好循環のタネ!
誰かがいなくても業務に支障が出ないようにする取り組み、実は生産性アップの取り組みともいえます。従業員同士の情報共有化、業務効率化、労働時間の減少、それらを休みやすさ、風通しのよさ、モチベーションアップ!!の好循環につなげていきたいですね。
「業務効率化も、有給休暇も、原資はどこから持ってくるのか」という現実もありますが、取り組まざるを得なくなってきた今、「できない理由を探す」ではなく、「できることは何か」に意識を変えられるか、踏み出せるかどうかが、好循環のスイッチかもしれません。
気がかりなことがありましたら、ぜひあおい社会保険労務士法人にご相談ください。
過去のブログ
【2022年1月28日】男性育休に関する意識調査
【2022年1月15日】育児介護休業法 2022年4月・10月改正
【2021年8月30日】厚生労働白書・男女共同参画白書 令和3年版
社会保険労務士 金久保眞理