男性育休に関する意識調査
2022年01月28日(金)
今年、4月と10月に改正予定の育児介護休業法、その目玉は「男性育休」です。
ところで、男性育休について、世間の労働者はどういう意識なのでしょうか?
今後の会社の体制を整えるうえでも、とても気になるところですよね。
1月18日、『男性育休に関する意識調査 第2弾』が、パーソルキャリア(株)(※)から公表されました。(※転職サービスduda等の運営会社)
男性育休についての、従業員の意識とは
女性の68.9%、男性の80.0%が育休取得を希望しており、「必ず取得したい」は、女性より男性のほうが10pt以上高くなっています。
今後も、男性の育児休業取得率の上昇が予想されます。 (12.65% 令和2年度雇用均等基本調査)
なお、心配なことは男女とも「1位 (男性の)収入が減るかもしれない」「2位 (男性の)勤務先に迷惑をかけるかもしれない」、その他、昇給・昇進への不安等もありました。
育休取得は従業員の一般的な希望となった今、会社はどう対応すればよい?
本当は取得したい人も、周囲への影響等への不安から、申出を躊躇するかもしれません。
特に男性の場合は体調変化もなく、言い出せないうちに時間が経ってしまう例も。
「できれば早めに、イメージだけでも言ってほしい」「日頃から業務分担も考えておいてほしい」、そのためには会社の方針を決め、あらかじめ『言い出しやすい雰囲気づくり』『業務の可視化・整理・効率化』等も進めておく必要があります。
一見手間なようですが、実はこの取組み、生産性アップ、非常時対応への備え、有休5日取得義務化のクリア、採用へのアピール効果等も期待できます!
育児は24時間年中無休、休みなんてありません。
新しい家族を迎え、今までの価値観がひっくり返るような日々かと思います。その経験は
きっと何かに、なにより従業員の幸せにつながる、そう願って対応していきたいですね。
育児休業法改正に伴う就業規則等の改正は、ぜひあおい社会保険労務士法人にお問合せください。
過去のブログ
【2021年1月29日】「人生100年時代のキャリア形成と雇用管理の課題に関する調査」結果
【2020年8月21日】 男性の育児休業取得をめぐる現況
【2020年6月26日】 テレワーク導入状況の変化から浮かび上がること
社会保険労務士 金久保眞理