有期契約労働者の円滑な無期転換のためのハンドブック
2016年10月03日(月)
厚生労働省は、事業主や企業の人事労務担当者向けに、『有期契約労働者の円滑な無期転換のためのハンドブック』を作成、公表しています。
そもそも無期転換ルールとは何だったでしょうか。
平成25年4月1日より施行された改正労働契約法により、有期労働契約が5年を超えて反復更新された場合は、有期契約労働者(名称を問わず雇用期間が定められた従業員)の申し込みにより、期間の定めのない労働契約に転換されるという新しいルールが設けられました。これが「無期転換ルール」です。
今回作成されたハンドブックは、無期転換の申込みが本格化する見込みの平成30年4月1日に向けて、事業主や企業の人事労務担当者が無期転換ルールを導入する際の参考にしてもらうためのもので、無期転換ルールの説明や企業の導入事例、利用できる助成金などが紹介されています。
「有期契約労働者の円滑な無期転換のためのハンドブック」はこちら。
無期転換ルールの適用は平成25年4月1日以降に締結又は更新された雇用契約が対象となるので、よくある1年更新の有期労働契約であれば、無期転換申請権が発生するのは最も早くて平成30年4月となります。ただ、その前に社内ルールの整備などを検討する必要があるので、今からでも準備を進めておきたいものです。
過去のブログ
【2016年9月9日】キャリアアップ助成金の拡充
【2016年9月8日】短時間労働者の社会保険適用拡大が始まります
【2016年8月19日】社会保険適用拡大に向けた専用ページ
【2016年7月29日】最低賃金 過去最大の上げ幅
【2016年7月21日】働き方改革
社会保険労務士 板垣ゆりか
就業規則見直しをご検討の方はこちらへ
https://www.roumu-shi.com