女性活躍への取り組み
2016年02月15日(月)
厚生労働省にて提供されている、自社の女性活躍の状況の把握、課題分析、行動計画の策定を行うことができる「行動計画策定支援ツール」。
今回、こちらを使って、女性活躍状況把握、課題分析に挑戦してみました。
マニュアルに沿って作業を進めていくと、
1.正社員における基礎項目(採用した労働者に占める女性労働者の割合、男女の平均継続勤務年数の差異、労働者の各月ごとの平均残業時間数等の労働時間の状況、管理職に占める女性労働者の割合)の集計
2.1によりタイプ別に分けられる
3.タイプ別に選択項目による状況分析
4.見えてきた課題について、取り組み例を参考に目標を定める
5.非正規における基礎項目の集計
6.自社がどのタイプにあたるか検討
7.タイプ別に選択項目による状況分析
8.課題について目標を定める
というような流れになります。
実際にやってみると、まず1から結構な作業量であることがわかります。これらの4つの基礎項目は、雇用管理区分(総合職・一般職や事務職・技術職・専門職 等)ごとに把握を行わなければなりませんし、計算に必要なデータを集計するにも時間がかかります。ここからさらに選択項目の分析して、目標を立てて…となってくると、ぐったりしてしまいますね。
法律で決められたことだからやらなければならない、という気持ちで取り組むと、面倒くさく感じたり、改善すべきことに前向きに取り組めないような気がします。
ここは気持ちを切り替えて、「もっとより良い会社になるためにはどうしたらよいだろうか。真剣に考えてみよう!」という前向きな気持ちで取り組んでみてはいかがでしょうか。
基礎項目の分析は必須のことですが、目標の立て方や目標を達成するための手段は会社の自由です。支援ツールは「残業が多いな」「女性の離職率が高いな」等と感覚的に感じていたところを視覚化する等補助的に使用して現状を見つめなおすきっかけにし、ではどうしたらいいのか、というところはデータを参照しつつ自社に合った課題を見つけ出しましょう。
過去のブログ
【2016年1月6日】行動計画策定支援ツール
【2015年12月16日】法改正情報まとめ
【2015年12月7日】女性の活躍状況の把握・課題分析
【2015年11月26日】ストレスチェック制度 施行は12月1日です
【2015年10月20日】女性活躍加速化助成金
板垣ゆりか
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