アサーション
2016年01月04日(月)
あけましておめでとうございます。
2016年がスタートしました。
今日が仕事始めという方も多いのではないでしょうか。
まだ調子が上がらない、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回は私が最近読んだ本の話をしたいと思います。
それは、「アサーション」について書かれた本です。
アサーションとは、「自分も相手も大切にする自己表現」のことだそうです。
相手の意見に反論があるのに嫌われたくないから気持ちを抑え込む、逆に自分の意見を通したいがために攻撃的な態度で人と話す、というような場合はアサーションができているとは言えません。
アサーションができている人とは、相手が言ってきたことに対して自分の気持ちを自分の中で確認し、それを正直に伝え、その上でどうすればいいかお互いに方法を検討し合えるような人を指します。
仕事上ではこのような場面が考えられます。
締切を抱え、仕事に追われている中で、上司に「これを今日中に頼む」といわれた場合どういう対応をするでしょう。
A.忙しいので困ってしまうが、言い出せず、とりあえず仕事を受けてしまう。
B.「私忙しいので困ります!」と感情的に断ってしまう。
C.今抱えている仕事の状況を伝え、新しい仕事を受ける場合、他の仕事の締切を伸ばしてもらえるかどうかなどを検討してもらう。
アサーションができている状態は当然Cです。
このように問題として出されると答えは簡単ですが、職場環境や自分の感情の状態によってはAやBの反応をしてしまう従業員もいるかもしれません。
アサーションができるようになるには訓練が必要だそうです。特に、日頃自分の感情を抑え込んでいる人は、本当の自分の気持ちがどうであるかが見えなくなっている場合が多いようです。
従業員、上司、同僚、友達、時には家族とうまく気持ちが通じ合えない、と悩むことがあるかもしれません。そんな時、自分はしっかり相手の気持ちを受け止めているか、自分の気持ちを確認して相手に伝えているか、解決に向けて前向きに検討できているか等をもう一度考えてみてはいかがでしょうか。
過去のブログ
【2015年12月24日】初心とは
【2015年12月16日】法改正情報まとめ
【2015年10月5日】平成27年版 労働経済白書
【2015年8月24日】パワハラ対策 企業の現状
【2015年4月22日】働き方の選択肢が増えるということ
板垣ゆりか
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