先月末に厚生労働省から発表されたこの調査は、簡単にいうと『今後の制度作りや改正のために、まずはみなさんの意識を確認する』ための基礎調査です。
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(以下抜粋)
●社会保障制度に関する情報についての意識
・29 歳以下では
「あまり興味はないが時々情報に接することはある」37.8%
「ほとんど接しない」31.7%
となっており、計69.5%があまり興味がない。
・社会保障制度に関する授業を受けたことがある者のうち、内容を覚えていない 61.5%
●社会保障制度改革についての意識
・今後充実させる必要があると考える社会保障の分野(複数回答)は、「老後の所得保障(年金)」が最も多く64.5%
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調査結果全体では、「年金」を今後充実させる必要がある、が最も多くなっています。
でも詳細を見てみると、実は年代によって重要視している分野は全く違っていることがわかります。
若いうちは、自分が高齢者になることなんて切実ではありません。出産や子育てが目の前の課題で、自分や家族が大病をすることも、親族の介護に直面しなくてはいけないことも、必ずしも身近ではない人も多いでしょう。
現実を突きつけられ、問題に直面したときになって初めて、ようやく詳しくと知ろうとするし、「もっとこうだったらいいのに」という意見が出てきます。
いまの自分にとって必要な制度の充実を望むのはごく普通ですが、先々も安心して生活していくためには、日頃から「自分をとりまく状況に関心を持つ」、また「未来の自分を想像してみる」などが、今後重要になってくるような気がします。
