社会保険算定基礎届・労働保険保険料申告（年度更新）手続き

社会保険の算定基礎届（定時決定）

社会保険の算定基礎届とは、毎年7月1日の時点でその事業所に使用される従業員を対象に、現在の標準報酬月額が実際の給与と比較して適当か確認し、見直しを行うものです。算定基礎届は、４、５、６月に支払われた給与の額を基に、7月10日までに提出します。

なお、業務の性質上、通常の方法と年間報酬平均とで2等級以上の差が例年見込まれるときは、年間報酬の平均で算定することもあります。

労働保険の保険料の申告は、雇用保険と労災保険の保険料について、年に1度、7月10日までに行います。労働保険料は、あらかじめ今年度の見込み額を概算額として申告・納付し、前年度の確定した保険料額も同時に申告することによって、概算額と確定額の差額を精算するという、少々複雑な計算をします。

社会保険の算定基礎届は、直近３ヵ月の賃金を基に計算することから、提出期限までにあまり時間がありません。労働保険の年度更新は、過去１年間の賃金を基に計算することから、煩雑で込み入った計算業務を行うことになります。

通常の業務に加え、これらの業務を行うことは、事務担当者にとって、事務量もさることながら、正確性も求められるため精神的にも大きな負担となります。専門家に任せてみることを、検討してみてはいかがでしょうか。

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