テレワーク【5】 セキュリティ対策
2020年05月11日(月)
セキュリティ対策には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
主なセキュリティ対策
・利用端末の管理(端末そのものの紛失・盗難対策を含む)
・社内ネットワークへのアクセス方法
・外出先での端末利用に当たってののぞき見防止用セキュリティフィルターの利用
・書類の持ち出しルール
・セキュリティが確保されていない公衆Wi-Fiの使用可否
・コンピュータウイルス感染対策
・自宅での作業環境整備と情報管理
・従業員個人の管理責任の範囲とルール周知
など
主なものを見ても、以上のように『技術的なセキュリティ確保』と『人為的なセキュリティ確保』の両面が必要であることがわかります。
どのような方法でテレワーク環境を整えるかによって、物理的なセキュリティ対策は異なりますが、いずれにしろ、自社としてのテレワーク時の行動ルールを決める必要があります。
また、従業員個人が『業務に関わる情報は全て企業にとって「情報資産」である』という自覚を持って、セキュリティの方針や行動指針に基づいて行動できるよう、定めたルールを周知することも重要です。
立派なシステムやルールであっても、労使間、従業員間での共通認識がないことが、情報資産を失うことにつながる可能性があるからです。
セキュリティルール策定に当たっては、総務省の「テレワークセキュリティガイドライン」が参考になります。
あおい社会保険労務士法人では、社内ルールづくりのコンサルティング、就業規則や労使協定の作成や変更をお受けしています。
テレワークの導入・運用にあたって、何から取り組めばよいのか、どのようなルールが必要なのか、どのような助成金が活用できるのかなど、ぜひご相談ください。
社会保険労務士 金久保眞理