令和元年度の最低賃金、東京・神奈川で1000円超へ
2019年08月08日(木)
いよいよ1000円を超えるのではないかと予想され、注目されていた今年度の最低賃金。
このたび、中央最低賃金審議会で答申が取りまとめられ、「令和元年度地域別最低賃金額改定の目安」が公表されました。
全都道府県は、経済実態に応じてABCDの4ランクに分けられています。
神奈川県はAランクです。
今年度の各都道府県の引上げ額の目安については、
Aランク28円
Bランク27円
Cランク26円
Dランク26円
となっています。
これにより、東京(昨年度985円)神奈川(昨年度983円)については、 1000円を超えることとなりました。
今後、各都道府県の労働局での審議・決定が行われ、10月より適用されます。
従業員の賃金が最低賃金を下回ることにならないよう、早めの確認が重要となります。
ランク |
都 道 府 県 |
A |
埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪 |
B |
茨城、栃木、富山、山梨、長野、静岡、三重、滋賀、京都、兵庫、広島 |
C |
北海道、宮城、群馬、新潟、石川、福井、岐阜、奈良、和歌山、岡山、山口、徳島、香川、福岡 |
D |
青森、岩手、秋田、山形、福島、鳥取、島根、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、 |
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金久保 眞理