2018年版 中小企業白書・小規模企業白書
2018年04月23日(月)
中小企業庁では、
・「平成29年度中小企業の動向」及び「平成30年度中小企業施策」(中小企業白書)
・「平成29年度小規模企業の動向」及び「平成30年度小規模企業施策」(小規模企業白書)
をとりまとめ、4月20日に閣議決定し、公表しました。
どちらの白書においても、アンケート調査結果に併せて、生産性向上に取り組む事業者の事例を豊富に紹介しています。また、生産性向上に向けたヒントを提供することを目指す実践的な白書としています。
概要は以下のとおりです。
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H30/PDF/h30_pdf_mokujityuuGaiyou.pdf
———————————————–
2018年版白書 10のポイント(抜粋)
(現状分析)
1.中小企業の景況感は改善傾向にある一方、大企業との生産性格差は拡大。
2.未来志向型の取引慣行に向けて、下請取引は着実に改善。
(中小企業白書・テーマ別分析)
3.IT導入等を行う上でも、業務プロセスの見直しは生産性向上の大前提。
4.幅広い業種で多能工化・兼任化の取組が進展。生産性向上にも寄与。
5.IT導入のきっかけとして重要となるのは、地元のITベンダーなど身近な相談相手。
6.業務領域や一企業の枠を超えて連携することでITの効果は飛躍的に高まる。
7.生産性向上のためには前向きな投資が重要。引き続き投資を促進する必要。
8.事業承継等を背景に、中小企業のM&Aは増加し、生産性向上に寄与。 今後はマッチング強化が課題。
(小規模企業白書・テーマ別分析)
9.小規模事業者では、経営者に業務が集中。IT導入等による経営者の業務効率化が急務。
10.小規模事業者へ施策を浸透させる上では、支援機関の役割が重要。
過去のブログ
【2018年2月28日】 AI(人工知能)が職場にもたらす影響に関する調査
【2017年10月30日】 「日本企業の経営課題2017調査結果」<速報版>
【2017年7月20日】 生産性向上のために何をしたらいいのか
【2017年1月20日】 労働生産性が低くなる理由
【2017年1月10日】 企業の人材不足
就業規則見直しをご検討の方はこちらへ
金久保眞理
労基署対策特設ページ
https://www.roumu-shi.com/service/rouki/