ユースエール認定
2017年02月14日(火)
「ユースエール認定制度」とは、若者の採用・育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などが優良な中小企業を若者雇用促進法に基づき、厚生労働大臣が「ユースエール認定企業」として認定する制度のことで、平成27年10月からスタートし、平成28年12月31日現在で147社が認定されています。
ユースエール認定企業として認定を受けると、次のようなメリットがあります。
○ハローワークなどで重点的PRを実施
→企業の魅力を広くアピールすることができ、若者からの応募増が期待できる。
○認定企業限定の就職面接会などへの参加が可能
○自社の商品、広告などに認定マークの使用が可能
→認定マークを使用することにより、優良企業であることを対外的にアピールできる。
○若者の採用・育成を支援する関係助成金を加算
→次の助成金を活用する際、一定額が加算される。
・キャリアアップ助成金
・キャリア形成促進助成金
・トライアル雇用奨励金
・三年以内既卒者等採用定着奨励金
○日本政策金融公庫による低利融資
○公共調達における加点評価
認定の要件としては、
・学卒求人など、若者対象の正社員の求人申し込みまたは募集を行っていること
・「人材育成方針」と「教育訓練計画」を策定していること
・直近3事業年度の新卒者などの正社員として就職した人の離職率が20%以下であること
…等、様々あります。
※認定企業は、事業年度ごとに認定基準を満たしているかの確認を受ける必要があります。
認定基準はクリアするのがなかなか難しい印象も受けますが、中小企業において新卒採用が厳しくなっている昨今、こういった制度を利用するのも、人員確保に向けた一つの方法かもしれません。
過去のブログ
【2017年2月1日】36協定
【2017年1月31日】平成28年企業活動基本調査の結果(速報)
【2017年1月30日】労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン
【2017年1月27日】中小企業料率支援助成金 育休復帰支援プランコース
【2017年1月26日】2017年 中小企業の経営施策
社会保険労務士 板垣ゆりか
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