転倒災害プロジェクト
2015年02月09日(月)
転倒災害は、休業4日以上の死傷災害全体の2割以上を占め、その割合は増加しています。
また、人口動態調査によれば、職業生活を含めた一般生活の中でも、転倒・転落で亡くなる方は交通事故で亡くなる方より多く、転倒の防止は今や国民的課題となっています。病院関係の方から、高齢者が転倒し、骨折などしたことをきっかけに元気がなくなってしまい、寝たきりになってしまう、という話を聞いたことがあります。
高年齢者の就業人口は増加しており、職場における転倒災害防止に向けた一層の取組が求められています。
このような背景を受け、厚生労働省では労働災害防止団体とともに、「STOP!転倒災害プロジェクト2015」を開始しました。今後、転倒災害の防止に向けた意識を啓発し、また、企業における取組に役立つさまざまな情報を発信していくそうです。
なお、転倒事故の多い2月と全国安全週間の準備月間である6月は重点取組月間とするそうです。
転倒災害は大きく分けて、次の3つのタイプがあります。
・滑り
・つまずき
・踏み外し
これらは、作業場所が濡れている・暗い等の設備環境による場合と、荷物を持って下が見えない状況で階段を昇り降りしている等の作業方法による場合があります。
転倒災害が起こってしまった、または事故は起きていないもののヒヤリとするときがあった、というような場合には、どうしてそうなるか確認してみましょう。
厚生労働省の職場のあんぜんサイトからチェックリストや具体的に転倒を予防する方法等を確認できます。
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板垣ゆりか
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