新規学卒者の離職状況
2014年11月11日(火)
厚生労働省は、平成23年3月に卒業した新規学卒者の卒業後3年以内の離職状況について取りまとめ、公表しました。
結果は次の通りです。
【新規学卒者の卒業後3年以内離職率】
大学 32.4% 前年比1.4ポイント増
短大等 41.2% 同1.3ポイント増
高校 39.6% 同0.4ポイント増
中学 64.8% 同2.7ポイント増
【事業所規模別卒業後3年以内離職率】
※( )内は前年比増減
大学
1000人以上 22.8%(+1.1P) 500~999人 28.7%(+0.5P)
100~499人 32.1%(+1.1P) 30~99人 39.6%(+1.3P)
5~29人 51.4%(+1.1P) 5人未満 60.4%(▲0.7P)
高校
1000人以上 20.0%(+0.7P) 500~999人 28.2%(+0.1P)
100~499人 36.8%(+0.5P) 30~99人 47.2%(▲0.2P)
5~29人 58.2%(+0.9P) 5人未満 67.6%(+1.0P)
【産業別卒業後3根にない離職率のうち離職率の高い上位5産業】
※( )内は前年比増減
大学
宿泊業・飲食サービス業 52.3%(+1.3P)
生活関連サービス業・娯楽業 48.6%(+3.2P)
教育・学習支援業 48.5%(▲0.4P)
小売業 39.4%(+1.7P)
医療・福祉 38.8%(+1.1P)
高校
宿泊業・飲食サービス業 66.9%(+0.3P)
教育・学習支援業 65.7%(+5.6P)
生活関連サービス業・娯楽業 62.6%(+0.5P)
小売業 53.3%(+3.3P)
建設業 48.5%(+1.7P)
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このように、新規学卒者の卒業後3年以内の離職率は、どの学校を卒業したかを問わず、いずれも前年比増、という結果になりました。事業所の規模別で離職率を見ると、一部を除き、どの規模でも離職率が前年よりポイント数が上がっています。離職率が、事業規模が小さくなるほど高まるのは、前年と同様です。また、離職率の高い上位5産業に、大学・高校とも、宿泊業・飲食サービス業、生活関連サービス業・娯楽業、教育・学習支援業が含まれていることも、前年と同じになります。
過去の記事
【11/10】 新規学卒者決定初任給調査(経団連)
【11/7】 決定初任給調査(産労総合研究所)
【11/5】 平成26年9月の有効求人倍率
【10/14】「労働条件の設定・変更と人事処遇に関する実態調査」調査結果
【10/10】採用選考に関する指針の手引き
板垣ゆりか
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