旅育って何?

日常生活と異なる旅の経験を通して子どもの成長をはぐくむ「旅育」、という話題を耳にしました。
「自分の日常は広い世界のほんの一部だ」という気づきを得られるほか、多様な価値観に触れられる、コミュニケーション能力などの非認知能力が育まれる・・・

でもその経験って、大人にとっても重要な気がしませんか?

「アップデートせずに40年」の恐怖

突然ですが、携帯電話でOSやアプリに不可欠な『アップデート』。

何もせずに使い続けていると、新たなウイルスに入り込まれたり、動作に不具合が起きたり、次第に新しいアプリも入れられなくなり、いつの間にか使えない機械になっていた…
という事態を招くことになります。

先日、高校生に「5年アップデートしていない携帯電話ってどう思う?」と聞いたところ、「いろいろ怖くて使えないw」「使いたいアプリが入らないから無理」と言われました。

近頃、「社会人の学び直し(リスキリング)」が話題になりますが、「職業人として、定年まで40年アップデートしなかったらどうなるんだろう?」と思ったとき、上記の会話を思い出し、ちょっと恐怖を覚えました。

学生時代は教育を受けて日々アップデートさせられていたけれど、社会に出たら自分次第、「何もしない」は現状維持ではなく下がっていくのね、と改めて感じた次第です。

自分に「旅育」

ただ、「学び」「アップデート」は、知識を詰め込むことだけではありません。

職業人としてのアップデートは、いつの間にか持ってしまう固定概念にとらわれず、「自分には知らないことがたくさんある」という気づき、多様な価値観を面白がる好奇心、世代や文化を超えて関わり合おうとするコミュニケーション能力が、土台になると思います。(WBCで活躍したメジャーリーガーからも強く感じましたね!)

「旅育」で得られるものは、大人にとってもアップデートの第一歩!

これからの季節、ぜひ素敵な旅に出たいですね。

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