現行、従業員数101人以上の会社について社会保険が適用拡大されており、
・週所定労働時間が20時間以上
・所定内賃金が月額8.8万円以上
・2ヵ月を超える雇用見込がある
・学生ではない
上記要件にすべて当てはまる従業員は、社保加入しなければなりません。
この社会保険適用は、2024年10月から「従業員数50人超」の会社に拡大されます。
「割とギリギリかも…」という声もよく聞きます。
この「従業員数50人超」をもう少し具体的に見てみましょう。
「従業員数」とは
ここでいう従業員数とは、厚生年金の被保険者数をいいます。
「50人超」の判定はどうするの?
【法人事業所の場合】
同一の法人番号を有するすべての適用事業所に使用される厚生年金保険の被保険者の総数が、12ヵ月の内6ヵ月以上、50人を超えることが見込まれること
【個人事業所の場合】
適用事業所ごとに使用される厚生年金保険の被保険者の総数が、12ヵ月のうち6ヵ月以上、50人を超えることが見込まれること
上記の通り、例えば「2024年9月だけ50人切っていればいいや」ではないので、注意が必要です。
なお、対象事業所(および対象になりそうな事業所)には、事前に何らか通知が来ることになっています。