来年の新卒者内定状況や初任給等、採用に関する話題が増えてきました。一段と厳しさを増す採用のなかで、若年層の志向をとらえるのは大変重要です。公表された調査結果を見てみましょう。

 

2025年卒企業新卒採用予定調査(マイナビ)

調査期間 2024年2月1日(木)~2月14日(水)

・76.6%の企業が25年卒の新卒採用は「厳しくなる」と予想。
・「自社の新卒採用が厳しくなっている要因」は「新卒学生全体の数が減っていること(70.8%)」がトップ
・47.2%の企業が初任給の引き上げ予定あり。

2025年卒 大学生 活動実態調査 (3月1日)(マイナビ)

調査期間 2024年3月1日~3月3日

・内々定を保有したまま活動する学生は71.6%
・企業選択のポイントは「待遇面が良い」が最多。「社風」「安定性」が続く。
・企業が公表する男性育児休業取得率が、企業選びにおいて「関心がある」学生は72.2%

少子化のなかで、新卒者を含む若年層の減少が大きく影響していきています。

これまで労働市場への参加率が低かった高齢者や女性の活躍を推進するとしても、いずれ頭打ちになるでしょう。どうすれば人が集まる、定着するようになるか、「これまでどおり」ではなく、自社の「あたりまえを疑う」ことができるか、それが切に問われるときが来ています。

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