年金制度は5年に一度見直されることになっております。
2025年はまさにこの見直しの年。
社会保険の加入対象が広がる動きは、特に気になる情報ではないでしょうか。
現行では、「51人以上の企業に勤務」「所定労働時間が週20時間以上」「月額賃金が8.8万円以上」などの要件を満たした場合、社会保険に加入する義務が生じます。
厚生労働省で今後に向けて検討されてる内容は次の通りです。
・3年以内をめどに賃金要件を無くす
・2027年から段階的に企業規模要件を縮小し、2035年に撤廃を目指す
・標準報酬月額ベースで年収106万~151万円程度のパートを対象に、社会保険料を肩代わりできる特例を2026年10月から3年間の時限措置として実施(従業員50人以下の企業が対象)
企業規模要件撤廃は、もともと2029年を予定していましたが、中小企業への負担への配慮で、6年間先送りしたようです。
また、会社が保険料を肩代わりした場合、何等か還元する仕組みも作られるようです。
これからも年金制度がどう変わるか、注目したいですね。