日本生産性本部『2015年度 新入社員 春の意識調査』(3)
2015年06月10日(水)
【2015年11月11日】公益財団法人日本生産性本部より今春発表された『2015年 新入社員 春の意識調査』のなかの主な項目について、3回に分けて記載したいと思います。
このアンケートは毎年継続的に行われており、新入社員の傾向の変遷もわかるようになっています。
第3回目(最終回)の今回は、「自身が希望する給与体系・昇格制度を答える設問。
・業績や能力よりも年齢・経験を重視して給与が上がるシステム…46.9%
・年齢や経験によって、平均的に昇格していく職場…41.2%
=年功重視の給与体系と昇格制度を希望する傾向が、過去最大になりました。
・各人の業績や能力が大きく影響するシステム・・・53.1%
・仕事を通して発揮した能力をもとにして評価が決まり、同期入社でも昇格に差がつくような職場…58.8%
=成績や評価を重視する給与体系と昇格制度を希望する傾向は、年功重視の傾向を上回りつつも、過去最低となりました。
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『年齢や経験によって、平均的に昇格していく職場』を希望する割合は、2002年には25.4%だったものが、じわじわと上がって今回は41.2%。
徐々に年功重視、安定重視の傾向が強まってきていることがわかります。
しかし「変化を嫌い、安定を望む」ことは、本当に将来的に安定するのでしょうか。
(1)のダーウィンの言葉と合わせてみると、もしかしたらもっと何か方法があるのでは?という可能性も見えてきます。
過去のブログ
【2015年6月8日】日本生産性本部『2015年度 新入社員 春の意識調査』(2)
【2015年6月5日】日本生産性本部『2015年度 新入社員 春の意識調査』(1)
【2014年11月11日】新規学卒者の離職状況
【2014年11月10日】新規学卒者決定初任給調査(経団連)
【2014年10月9日】2013年「若年者雇用実態調査」の結果
金久保眞理
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